モラトリアム再び

記録的に長かったゴールデンウィークも過ぎ去り、世間は再び忙しなく活気づいている。

そんな僕はゴールデンウィーク前から変わらず、家でボーっしては、思い立ったように日雇いのバイトに登録して、今日の夜は食品工場の夜勤に出ようとか、明日は倉庫で仕分けしようとか…

色々な現場で働いてみる。単純な力仕事が多かった。色々な人がいた。

ゆるい職場もあれば、こき使われる職場もあった。

事務所移転とか引っ越しの手伝いとか、設営撤去はしんどかったけど慣れたら楽かな。

額に浮かんでは頬を伝う汗を拭きとりながら思う。

出世とか昇給とか考えずに、ここでずっと働くのも…

日々、日雇いとして働き場所を変えているけれど、どこかに落ち着いて働いてみようかな…

いや、それはどうなんだろう…。

時給1000円で8時間労働で1日8000円稼いだとして22日働いたとして1ヶ月176000円…

これでか!前職、前々職の方がぜんっぜん待遇いいやんけ!

現状に甘んじてはならん。そう思った。

日雇いで点々としている状況を半年前の僕が見たらなんと言うだろうか。

「ぶざまだな」・・・かな。

働かなくても良い。

長期間ぐーたら過ごした事もある。日本でも海外でも…

その経験を経て思った。

僕は、何かしてなきゃ駄目だ!

退屈を贅沢だと思えたのは最初だけ。

退屈を飼い馴らせず、退屈に苦しめられる事もあった。

いくつか会社の面接も受けて、不動産や保険やビルメンの内定を得たにも関わらず辞退してしまった。

もうネットの情報に尻込みするのはおやめなさい、と思う。

はて、いつまでこんな生活をしているのかな?

そして、ふとした時に思い出す前職を辞職した経緯…

いつまで引きずっているのだ?

電車の吊革のように僕の心も揺れていた。

そんな時に知り合った彼は、筋肉が凄かった。

良い筋肉だったので結構触った。

それは、解答に触れたようなものだった。

筋肉のように力強く生きろ…と。

それだけじゃない、筋肉の逞しさに見え隠れする優しさを…忘れてはならない。



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